八升豆解体新書 其の一
こんにちは!
敷島屋のまめ子です。
今回から7回にわたってお届けするのは
題して「八升豆解体新書」。
杉田玄白さんのように西洋の医学書を翻訳したわけじゃありませんが、ムクナ豆を研究して正しい知識が増えたり、歴史が分かったり、今後の可能性なんかも期待しちゃったりしたことを分かりやすく解説しようと思います♪
ムクナ豆のエトセトラ★
大公開です!!
ムクナ豆ってなーんだ?
ムクナ豆といえば
特別な成分が入った豆、生産量が少ない貴重な豆、おいしい豆。
そもそもムクナ豆ってどこの豆?
どうしてムクナ豆って名前なの??
まめ子がずっと思ってた疑問。
調べるとすぐに分かりました。
ムクナって名前はブラジルで呼ばれていた名前が起源で、「Mucuna」と書きます。
ちなみに英語ではベルベットビーン(Velvet Bean)と呼ばれています。
ムクナの鞘は産毛でびっしり付いているから、ビロードを意味する“ベルベットの豆”なんですって。
植物を分類する上ではマメ亜科トビカズラ属。
つるがものすごく伸びる植物です。
そのムクナから収穫できるのがムクナ豆なんです。
なんとなく暑い場所を好む植物って感じがしますよね。
そう、ムクナは熱帯の気候が大好き。
ムクナの原産はインドの北からネパールぐらいといわれています。
現在はアジア大陸、アメリカ大陸、アフリカ大陸でも育てられています。
でも、私たちが食べることができるのは豆だけ。
日本で育てたいとき、特に豆を収穫したいときは温かい地域に限定されます。
夏の暑さが足りないとムクナは成長こそしても豆はできません。
逆に沖縄では1年に2回収穫できるんですって。
どんな風に育てるかというと…。
ムクナは春に種を植えます。
まあ、種というか豆ですね。
すごく大きく育つのでムクナ同士をくっつけすぎないように。
つるをどこに伸ばしてあげるのかを考えてあげてくださいね。
支柱のスペースもたくさん必要です。
なんてったってつるは4、5メートルは伸びますw
でも、地べたに這わせて育てる方法もあるみたい。
あとで詳しく説明しますが、ムクナを植えた場所は雑草が育ちにくく、質のいい土に変わります。
そして夏。
こんな華憐な花が鈴なりに咲きます。
秋にかけて鞘が育ち、鞘が黄色くなると収穫を迎えます。
これは、もしかしたらムクナ豆に含まれる成分「Lドーパ」に関係しているかも・・・ということで新たな疑問もわいてきます。
では、次に進みま~す。
環境にやさしいムクナ
さきほどムクナ豆に含まれる成分の「Lドーパ」に触れました。
Lドーパって「レボドパ」とも呼ばれているもので、私たちの体内に入ると素早くドーパミンになってくれます。
ドーパミンが不足するパーキンソン病やうつ病の方に治療薬として使われているのは、化学的に作られたLドーパ。
ムクナ豆に入っているのは天然成分のLドーパです。
実をいうとムクナの根っこ、茎、葉っぱにもLドーパが入っています。
(豆以外は安全性が分かっていないから、絶対食べないでね)
前置きが長くなっちゃいましたが
ムクナのLドーパは雑草の成長を阻害します。
すごくないですか!?
詳しくいうと、キク科やナデシコ科の雑草がそれ。
根の深~いタンポポもうまく大きくなれません。
反対にトウモロコシやサトウキビとの相性は◎
外国では、トウモロコシ&ムクナ栽培なーんて方法もあって
ムクナを植えて雑草を駆除する農薬の使用を減らしているんですって。
Lドーパって強力パワーを持っているんだけど、土に入ったLドーパは分解されてしまうので、次の年は普通の畑に戻ってしまいます。
また、ムクナの根っこは力が強くてちょっとぐらい硬い土地でもメキメキ根を張ります。
結果
土がほぐれて良質の畑が完成!!
もともとムクナは農薬を使わなくてもある程度は育ってくれるので、畑が農薬に汚染されずに自然に近い状態の農地ができるってわけ。
もう世界が注目っっ!!
世界の農業に取り入れられています。
そういえば、最近「サスティナブル」だとか「SDGs」だとか聞きません?
地球の自然環境の維持に役立つ事業や開発、自然環境に配慮した行動のことを指すんですけど
ムクナってサスティナブルw
と思ったまめ子なのでした。
今回はここまで。
皆さん、敷島屋の公式サイトはもうご覧になられましたか?
今日お伝えしたムクナ豆は私たち敷島屋の人気シリーズ。
熊本産のムクナ豆はパウダータイプ、錠剤タイプ、生タイプ取り揃えています。
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最後までお読みいただきありがとうございました
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